川越大正浪漫人 Romanbito

ヨシダデンキ 吉田秀浪漫人ヨシダデンキ 吉田秀

大正浪漫夢通りを歩いていると、木製の『ヨシダデンキ』の大きな看板が目に飛び込んできます。ここ『ヨシダデンキ』は、何でも気軽に相談できる町の電気屋さん。2代目の吉田秀(まさる)さんにいろいろとお話を伺いました。

「川越市内を中心に、家電販売、修理、配線工事、パソコン販売及びサポートを行っています。『ヨシダデンキ』から買ってよかったと思っていただけるよう、いつでも最善を尽くします。お客様との信頼関係が何より大切です。」

吉田さんへの取材中、こんなひとコマがありました。午前11時頃、太い黒ぶちの眼鏡をかけたのおじいさんがお店にやって来ました。「馴染みのお客様です。「コンセントの差込み口が熱くなるんだよ。」と言います。吉田さんは「いつも何を差してるの?」とすかさず聞くと、おじいさんは「ポットとコタツだな。それから炊飯器を保温で使ってる。」というお答え。吉田さんは「結構食ってるかな。ポットは沸かす時に食うんだ。炊飯器は保温だけなら大丈夫か。接触不良かもしれないし、とにかく午後すぐ見に行くから。」と言って、ノートに予定をサッと書き込みました。

その後、太い黒ぶち眼鏡のおじいさんは、店に出ていた吉田さんの父親・茂さんとお茶を飲みながら、ひとしきり世間話。ひと段落つくと「じゃ、頼みますよ。」と言って、店を出て行きました。なにげないお店でのやりとりのようですが、お客様との信頼関係を垣間見たひとコマでした。

吉田さんは、壊れた家電もできるだけ自ら修理します。配線の工事なども安全性と見栄えの良さを第一とし、常に現場主義を貫きます。

「お客様の多くはお得意様ですので、売っておしまいという商売はできません。お客様のメリット、デメリットをよく考え、ご提案します。商品の設置や配線の工事では、適切な説明をするように心がけています。DJ-NET(全日本でんき屋ネットワーク協同組合)というインターネット上に出来たの電気店組合にも加盟し、情報交換も欠かしません。」

『ヨシダデンキ』は、富士通パーソナルズパソコンサポート認定店となっています。また、ホームネットワーク認定なども受け、パソコン販売及びサポートも業務の一つの柱になっています。

「お客様のサポートは大変ですが、パソコンは買われた後が大切ですので、お客様のためにサポートしていかなければなりません。個人的にもパソコンが好きですから。パソコンの楽しさを伝えていきたいです。」

ヨシダデンキの店舗は、川越に数多く残る蔵造りの建物の一つ。「時の鐘」の建造を請負い、数々の蔵造りを手がけた大工棟梁・関根松五郎の店として、明治20年代後半に建てられたものです。川越市の「都市景観重要建築物等」にも指定されています。

「全国でも蔵造りの電気店は珍しいかもしれません。蔵造りは壁の厚さがやはりすごかった。約50cmぐらい。配管の穴をあけるのに苦労しました。店は、冷房も暖房もよく利きます。」

吉田さんは、今後の『ヨシダデンキ』の方向性を語ってくれました。

「できるだけ量販店に負けない値段設定を考えていきたい。これまで培ってきたお客様との関係ももちろん大切にしていきます。何かお困りのことがありましたら、『ヨシダデンキ』までお気軽にご連絡ください。」

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