川越大正浪漫人 Romanbito

山久 高山和明浪漫人山久 高山和明

寛政五年(1793年)、初代高山久兵衛が糸屋として創業以来、手芸品を卸、小売、そしてメーカーとして全国に販売している『山久』の高山和明さんにお話しを伺ってきました。

ソーイング材料、毛糸などの手編み関連、手芸材料、そしてシルクフラワー(現代の造花)に囲まれて、楽しいインタビューになりました。

「私で八代目になります。『山久』はもともと旧南町、今の料亭山屋さんの前に店があったんです。糸屋としてのスタートですが手編み毛糸、シルクフラワーの現在に至るまで女性の手作り材料ということでは一貫していますね。本社(卸部門)は川越バンテアン(川越卸団地)にあり、大正浪漫夢通りにあるこの店は小売部です。」

高山さん率いる『山久』は、毛糸・手芸・ソーイング材料においては北関東最大の問屋であり、また最近ではシルクフラワーやインテリアグリーンの輸入及び製造、販売にも力を入れています。

ここ大正浪漫夢通りの小売部は、どんなお店ですか?
「商品の販売だけでなく、ビーズ、手芸、手編みの作品を展示したり、制作の指導やアドバイス、ミニ講習会も開いています。
最後まで面倒を見るというのが当店の姿勢です。

お客様と販売員が相談しながら、ここで作品を作っていくんですよ。
毛糸をお買い上げの方には編み図も無料でお渡ししています。何より手作りの楽しさや面白さを感じてもらうこと、これが一番ですね。あわせてシルクフラワーも販売しています。」

高山さんは、1998年10月に<シルクフラワーの山久>を『楽天市場』に出店し、1999年の「ショップオブザイヤー」でアイデア賞を受賞しています。受賞の盾が輝いて見えます(写真をご覧下さい。)

「現在(7000店舗)では、とても貰えないと思います。当時、アイデアを絞って考えました。今は『楽天市場』で営業している有力店のグループ<楽友商店会>に参加しています。この商店会はモール・イン・モール(仮想商店街の中の商店街)で、協働でお得なイベントを開催しています。皆それぞれ工夫を凝らして頑張っていますので、もうついていくのがやっとです。」

謙虚な高山さんですが、ネット販売のことを話していると子供のように純粋な眼差しに。着実に実績をあげる裏側には、たいへんな苦労があるそうです。

ネットでも人気のシルクフラワーとは、一体どのようなものなのでしょうか?

「私は現代の進化した造花といっています。素材は主としてポリエステルで、アメリカをはじめ世界中でフラワーギフトとしてインテリアとして評価されています。<シルクフラワーの山久>楽天市場店には数百種類のアレンジがありますからぜひ一度ご覧になって下さい。輸入から企画、製造、販売まで行ない贈り物として全国への発送はもちろんですが、店舗ディスプレイ、イベント、お供え、ホテル、通販などの業務用にもご利用いただいています。」

また、『楽天市場』にもう一つ<手芸の山久>という販売サイトを立ち上げています。ビーズや編み物、パッチワークなど、品数が豊富。手芸が好きな方にはたまらないサイトでしょう。売上も順調に伸びているそうです。

「<手芸の山久>は、手芸ファン(店)の下見用、商品カタログとして作ったんです。まずネットで商品写真と細かい説明をを見てもらって、次にこの店で実際の現物を見ていただけるように。ビーズの盆栽シリーズ、ビーズと安全ピン手芸シリーズなど、『山久』のオリジナル商品も揃っています。」

『楽天市場』を最大限に活用し、クリック&モルタル(インターネット上のオンライン店舗と現実に存在する店舗の相乗効果を図ること)の手法で積極的にお客様とコミュニケーションを図る高山さんは川越におけるインターネット通販の草分け的存在といってもいいでしょう(商工会議所などで講演もしています)。
江戸時代から続く老舗でありながら、時代や環境に合わせ変化を厭わないフレキシブルな考え方がたいへん素晴らしいと思いました。

「これからも、卸を生かしたメーカーとの太いパイプから、新製品情報の提供や講習会などを積極的に行なっていきます。また、ネット販売は<楽友商店会>参加店舗として<シルクフラワーの山久>、<手芸の山久>ともに頑張っていきます。クリック&モルタルを徹底して、お客様のニーズにお応えしていきたいですね。」

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