川越大正浪漫人 Romanbito

FUTONハウスわたなべ 渡辺茂夫浪漫人FUTONハウスわたなべ 渡辺茂夫

大正浪漫夢通りの頼れる存在として大忙しの『FUTONハウスわたなべ』の店主・渡辺茂夫さんに、布団や枕、ご自身について語っていただきました。また、奥様の英子さんにもご登場いただき、お話を伺うことができました。

『FUTONハウスわたなべ』は、すでに90年以上も商いを続ける川越の老舗。渡辺さんの祖父の代、1909年(明治45年)には、すでに商売を始めていたそうです。現在は、手作り布団の専門店として製造販売を行い、またレディースファッションの店として女性を中心に親しまれています。

「人間はまっすぐ立っている姿勢で寝るのが一番良いと言われています。だから、その理想の寝姿勢を保てる手作りの布団を作っています。中身もひとつひとつ人の手で入れるんですよ。そうすると、バランスの良い布団ができます。オーガニックの羽毛や羊毛を使った布団も作れます。気持ちよく眠れますよ。」

人間にとって人生の1/3は睡眠の時間。だから布団選びはとても重要です。良いものに寝て、深い快適な睡眠で心も体もリラックスさせることが大切だと渡辺さんは説きます。寝具製作技能士の国家資格を持ち、身長、体重、性別、寝方などを考慮して作られる渡辺さんの手作り布団は、私たちに心地よい眠りをもたらしてくれそうです。そして、話は枕について。

「枕を買いに来た方には、試し寝をしてもらいます。やはり、お客様には使った感じを実感していただきたいから。テンピュールやコンフォートクーデンがお勧めです。布団と枕のバランスも大事ですね。」

渡辺さんは、「布団の打ち直し」も勧めてくれました。打ち直しとは、古く固くなった綿や羽毛を再生して、ふんわりさせること。布団のフワフワ感を取り戻す過程で、殺菌や消臭もしてくれるのだそうです。

「どうも最近は何でも買った方が安いという風潮があるけれど、布団は打ち直しができます。布団をゴミとして出すこともそのうち有料化されるでしょう。打ち直した方が安いし、大切な資源を無駄にしないからね。」

販売商品のもう一つの柱、レディースファッション。渡辺さんは、質の良い商品を揃えることを心掛けています。渡辺さんと一緒にお店に出ている奥様の英子さんは、来店されるお客様とのコミュニケーションを大切にしています。

「女性のお客様が、よく話をしにいらっしゃいますね。一種のストレス解消でしょうか。人生相談をされることもあるんです。ご近所の方にはね、話せないこともあるようですし、どんなお話もきちんと聞いて、できる限り相談にのってあげます。お客様に役に立つ商品がある場合は、たまにお勧めしたりすることもありますけど。いつでも気軽に寄ってねと送り出してあげるんです。」

英子さんは、『FUTONハウスわたなべ』に通うお客様の良きアドバイザーと言えそうです。最後に、渡辺さんにお店のモットーを伺ってみると、こう答えが返ってきました。

「お客様の使い心地を大切に、本当に良いと思うものを提供したいですね。価格に惑わされない、使用感、満足感の高い、本物の商品です。」

自らを「パソコン、DIY等、何にでも興味を示す、団塊の世代人」と表現する渡辺さん。店内のLAN、棚や収納の設置も自分でできることは何でもやります。メガネの下には好奇心いっぱいの眼差し。これからも好奇心を持ってアンテナを張り巡らし、いろいろなことに挑戦していく渡辺さんの姿が目に浮かぶようです。

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