川越大正浪漫人 Romanbito

松定 松村博子浪漫人松定 松村博子

川越商工会議所の前にある文具とはかりの店『松定』。こちらの店長である松村博子さんにお話しを伺ってきました。川越の老舗の一つに数えられる『松定』の小売部門を切り盛りする松村さん。明るくにこやかに話すその表情がとてもさわやな方です。

「この店は、現在『テイク松定』の店舗小売部門で、文具とはかりと販売、さまざまな加工サービスを行っています。文具とはかりの店として昔からおなじみですが、最近は加工サービスがたいへん好評なんですよ。」

定番の名刺やはがきの印刷、各種コピーサービスから、最近B0サイズ(1030×1456)を出力できるプリンターを導入したので、ポスター等の制作もお手のもの。子供用かきかた鉛筆への名入サービスも人気だとか。「早く!安い!きれい!」を合言葉にお客様のさまざまな要望に松村さんたちが熱心に対応しています。

「この前は踊りのお師匠さんからの依頼で、踊りの背景の看板を作りました。新しいプリンターが入ってB0サイズまで出力が可能ですから、大きいサイズが気軽に作れますね。また、卒園のカレンダーや招待状を作ってみたり。遊べるというか、とてもおもしろい作業ですよ。」

店の入り口には、小さな赤いランドセルが置いてありました。大事そうにそのランドセルを手にしながらこう説明してくれました。

「これはうちの娘が使っていたランドセルをミニチュアにしたものです。ランドセルをミニチュアするサービスも行っています。金具などはそのまま使います。6年間使ったものですから、子供さんの思い出にしてもらいたいと思っています。」

また、『松定』は、「はかりの老舗」として川越はもちろんのこと近隣市町村の方々にも知られています。初代・松村定兵衛氏が明治5年(1872)に日用雑貨商として創業。その後、数年のうちに度量衡販売の免許を取得し、はかりの『松定』として長い歴史を培ってきました。

「お客様には、何をはかるかをまずお聞きします。例えば、1月のこの時期ならいちごの重さをはかる方がお見えになりますね。何をはかるかでおすすめするものが決まるんです。どんな環境で使うのかも大切なんです。ホコリなどに弱いものもありますので。」

これまで培ってきた経験と豊富な知識があるので、安心して購入でき、アフターフォローもしっかり。そんな同店が大切にしていることを伺ってみました。

「社訓は、“信頼と和の心”です。毎朝、唱和しています。お客様との対話の中から、お客様のお求めになる情報・商品を提供できるよう心掛けています。どんなご商売も同じだと思いますが、やはり対話ですね。いつのまにか店員のファンクラブができていたくらいですから。いいのか悪いのか分かりませんが・・・。」

明治5年(1872)から現在地で商売を続けてきた同店は、商店街の変わりようを見つめてきました。現在の大正浪漫夢通りについては、どのように感じているのでしょうか。最後に伺ってみました。

「新装開店や新しいお店など、それぞれのお店が努力していて、以前より活気が出てきたのではないでしょうか。ぜひ多くの皆様に来ていただきたいですね。」

インタビューが終ってから、このページに掲載している写真を撮らせていただきました。店員の比留間さん、加藤さんを両脇にニッコリ!松村さんのこの笑顔がお店の明るさや気持ちの良さにつながっているのだと思います。今度、大正浪漫夢通りを通ったら、皆さんもお店を覗いてみて下さい。

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