川越大正浪漫人 Romanbito

真南風 新井明久浪漫人真南風 新井明久

沖縄物産&こだわり食材を販売する『真南風(まはえ)』の新井明久さんにお話を伺ってきました。沖縄で出会ったさまざまな産物に魅せられた新井さんは、1994年に『真南風』を川越にオープンしました。関東では珍しい沖縄物産店、そして沖縄の魅力発信基地でもあります。新井さんにご自分のお店と沖縄の魅力を存分に語っていただきました。

「家内が陶芸をやっていた関係で、沖縄をよく知るようになりました。このお店を作ったのは、沖縄が好きだったからです。いい食材やいい産物があるので、ぜひ知ってもらいたいと。音楽にも惹かれました。皆沖縄を知らなすぎるという感じがしていたので、ぜひ知ってもらいたかったんです。」

『真南風』の店内に入ると、沖縄そば、黒糖、自然塩、ウコン、沖縄菓子、音楽CD、陶器、染物、織物、情報誌など、所狭しと商品が並びます。沖縄の風土が生み出したこれらの商品は、人々の元気の源であり、それでいて優しい。沖縄出身の方だけでなく、健康に気を配る方からも注目を浴び、その魅力にハマってしまった方が後を絶ちません。

「沖縄の産物のイメージですが、日本の他の地域の産物に比べて、派手さがあるように思います。照りつける太陽や青い空、エメラルドの海に白い雲。豊かな自然のイメージがあるからでしょうか。そして、ここ数年、沖縄には健康に良いものがたくさんあることが知られてきました。マスコミの影響もあって、日本人の健康志向にぴったり合った。それは僕も伝えたかったことですし、より多くの人に知ってもらえてうれしいですね。」

自ら店に立ち、お客様と接することを大切にする新井さんは、質問には丁寧に答え、しっかりと要望を聞き、新しい提案も欠かさない。他のスタッフも明るく親切そのもの。沖縄を愛してやまないお店の雰囲気がリピーターを増やしていますが、沖縄の看板を背負う重さをいつも感じていると新井さんは言います。

「お客様にとっては、お店イコール沖縄なんです。はじめてご来店されたお客様は特にそうです。もし何かあれば、沖縄嫌いになったり、商品への印象が悪くなってしまうでしょう。それだけは避けたい。まだまだ十分に沖縄の商品が知られていない分、私達の責任は重大だなと思います。」

『真南風』と言えば、インターネットの通信販売サイトの存在も忘れてはなりません。新井さんは、1996年3月からサイト上で沖縄物産の通信販売を開始し、これまで全国に沖縄の魅力ある商品を届けてきました。現在も通信販売は好調を維持し、商品の販売だけでなく、沖縄に関する幅広いコミュニケーションをお客様と重ねています。詳しくは、http://www.mahae.co.jp/okinawa/ をご覧下さい。

「全国の皆さんに沖縄の商品を知ってもらうには、インターネットがいいと思いました。サイトの画面を見ながら注文し、商品が届けられる。こんなにいい媒体はないと思いました。インターネットの通信販売は、お店での販売と同じだといつも思います。商品に関する丁寧な説明やお客様を大切にする気持ちは全く変わりません。メールや電話での対応ひとつひとつが店同様、重要なんです。」

そんな新井さんが最近頭を抱えたことが一つあります。2003年9月より酒類販売の地域人口当たりの免許枠を定めた人口基準が廃止され、酒類販売が事実上自由化されるはずでした。しかし、税務署が指定した緊急調整地域では最低1年間は新しく免許を出したり、他の地域から酒販店が移ってくるのを禁止することができる法律があり、川越地域が緊急調整地域に指定されてしまったのです。

「自由化後、お客様からご要望の多かった泡盛を販売しようとしていたのですが、1年間は販売ができなくなりました。川越は商業の町とよく言われますが、今回の決定はとても残念です。でも、この1年間をうちと相性の良い酒蔵を探す時間が与えられたと考えて、美味しい泡盛を今探しているところです。」

皆さん、1年後を楽しみに待ちましょう。新井さんがきっと美味しい泡盛を探してきてくれるはずです。最後に新井さんは、こう話してくれました。

「今巷では、“ニセモノの沖縄”や“沖縄風”が氾濫しているようです。以前、NHKの『ちゅらさん』に出演されていた俳優さんも嘆いていました。僕はこれからも本物の沖縄だけを扱っていきたいと思います。大きなことは言えないけれど、それが沖縄に対する責任だと思うからです。」

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