川越大正浪漫人 Romanbito

小江戸人力車 川越陣力屋 江田幸一浪漫人小江戸人力車 川越陣力屋 江田幸一

平成15年6月、大正浪漫夢通りに『川越陣力屋』を開業し、川越に観光人力車を走らせたいという思いを実現した江田幸一さん。人力車にかける熱い思いを語っていただきました。

「川越に来たら、皆さんに乗ってもらって、心に残る想い出を作ってもらいたい。心のおみやげを持って帰ってくれたらうれしいですね。」

そう語る江田さんが川越に人力車を走らせよう思いついたのは、旅先のインドで出会ってから。

「本当に乗り心地がいいんです。数年前に訪れたインドで乗り心地に感動してしまって。蔵の町並みに絶対に合うし、何とか走らせられないかと思ったんです。」

江田さんは、警察をはじめ関係各所と折衝を重ねるなど、市内霞ヶ関にあるフラワーショップの社長業のかたわら、その実現に向けて邁進したそうです。開業当初から新聞、雑誌、テレビなどでも取り上げられ、観光の新しい目玉として脚光を浴びています。

「川越の観光の顔になるんだという思いで頑張っています。川越市の広報や観光パンフレット『みるく』の表紙も飾ることができ、たいへんうれしく思っています。新聞、雑誌、テレビなどでもたくさん取り上げていただきました。3年後、5年後を見据え、しっかり取り組んでいきたいですね。」

『川越陣力屋』では、人力車を使った結婚式もプロデュースできるとのこと。個性的な結婚式をお考えのお二人はぜひ相談されてはいかがでしょうか。

「結婚というのは、町の皆さんに祝福してもらうというのが本来の姿。新郎新婦に乗ってもらって、町中をまわりお披露目をします。人力車結婚式を蔵の町にぜひ定着させたいと思っています。」

たいへんユニークな経歴の持ち主である江田さん。1968年(昭和43)大学に入学。しかし、当時大学は学生運動の嵐が吹き荒れていました。大学に行っても講義もなく、無為な日々が続きます。翌1969年(昭和44)、江田さんは「ひ弱な自分を鍛えるために」タイからアジア各国を巡る冒険旅行を敢行。行く先々で様々な出会いがあり、インドではせつない恋も経験しました。江田さんはその旅の中で人生を学んだのだといいます。

「当時は海外の情報も少なく、海外を旅することはまさに『冒険』でした。私はこの旅を通じて、いろいろな出会いを経験し、人と人とのふれあいの魅力や大切さを発見したんです。この旅から私のすべてが始まったんです。」

帰国してからは、ちり紙交換業、焼き鳥店などの事業を通じて、独自の道を切り開いてきました。そして、27年ほど前にはじめたフラワーショップを成功させ、現在も好調な業績を続けています。そして、冒険旅行から30年後、再び訪れたインドで人力車に出会うのです。

「私は、『川越陣力屋』を始めるにあたって、利益は考えませんでした。これまでにもおそらく川越に人力車を走らせようと考えた人はいたはずです。でも、できなかった。私はとにかく始めようと思ったんです。もし先に進んで壁があったら乗り越える努力をすればいいんですから。一生懸命に。」

江田さんは、いつでも前向きな考え方をするように心掛けているそうです。物事を前向きに捉え努力すれば、すべてがいい方向に行く。あふれるパワーの源はそんな姿勢から生まれてくるのでしょう。ふと江田さんの心の奥底からこんな言葉がこぼれてきました。30年前の冒険旅行が現在に繋がった瞬間でした。

「私は、旅の途中、多くの人からたいへん親切にされました。一期一会っていうのか・・・。そういった人たちへの恩返しなのかもしれません。今考えれば、そう、それが本当のスタート。根っこの部分なんですね。」

人力車を操る若い曳き手たちは元気がよくとても親切。川越の観光ガイドもしてくれます。座席から蔵の町並みを眺めていると、VIPな気分が味わえ、乗り心地も最高です。一度体験しない手はありません。きっと川越の楽しい想い出になるはずです。

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